SPIの勉強法|言語・非言語の対策順と最初にやることを解説
この記事でわかること
- SPIの能力検査にどんな出題分野があるかわかる
- 言語・非言語それぞれの対策のポイントがわかる
- SPI対策を始めるときの進め方がわかる
SPIとは
SPIは、多くの企業が就職採用選考で使用する適性検査の一つです。SPIには「テストセンター形式」と「自宅受検形式」があります。
テストセンター形式では、指定の会場に出向く方法と、自宅で受検する「オンライン会場」の2つから選べます。オンライン会場を選ぶ場合も、机の上には紙とペン以外置いてはいけないなど環境面のルールが設けられています。また、テストセンター形式には受検済みの最新スコアを別の企業に送信できる仕組みがあります。一度高いスコアが出れば、次回以降は受け直しをせずに複数の企業へ結果を送ることができます。なお、受検後に自分のスコアは表示されないため、志望企業の通過ボーダーの目安を事前に調べておくことが参考になります。
SPIは大きく「能力検査」と「性格検査」の2つから構成されています。能力検査では主に言語分野と非言語分野が出題されます。性格検査は個人の思考・行動パターンを測るもので、正解・不正解がなく対策が難しい性質のものです。
就活でSPI対策というと、一般的には能力検査の言語・非言語の対策を指すことが多くなっています。
SPIの主な出題分野
言語分野
言語分野では、語句や文章に関する問題が出題されます。主な出題範囲は以下のとおりです。
| 分野 | 内容 |
|---|---|
| 熟語の成り立ち | 2文字の熟語がどのように構成されているかを判断する |
| 熟語の意味 | 熟語の意味として正しいものを選ぶ |
| 二語関係 | 例示された語句ペアと同じ関係にある語句ペアを選ぶ |
| 語句の用法 | 同じ意味・用法で使われている語句を選ぶ |
| 文の並べ替え | バラバラになった文を正しい順に並べる |
| 空欄補充 | 文中の空欄に入る適切な語句を選ぶ |
| 長文理解 | 文章を読んで設問に答える |
現在、就活ミニトレでは熟語の成り立ち・熟語の意味・二語関係・語句の用法を中心に対応しており、文の並べ替え・空欄補充・長文理解は今後追加予定です。
非言語分野
非言語分野では、数量の計算や論理的な推論に関する問題が出題されます。単純な計算力だけでなく、条件を整理する力や、表・資料から必要な情報を読み取る力も問われます。
学習するときは、細かい単元名を丸暗記するよりも、大きなまとまりで捉えると整理しやすくなります。
数量・計算系
日常的な数量を扱う問題です。割合・比・速さ・損益算のほか、料金や支払いに関する問題、仕事算(複数人で作業したときの時間・量の計算)なども含まれます。
場合の数・確率系
ある条件のもとで起こりうるパターンの数を数える問題です。集合・順列・組み合わせ・確率が主な範囲になります。
推論・条件整理系
与えられた条件から正しい結論を導く問題です。推論・条件の整理・順序関係の整理など、論理的に状況を整理する力が問われます。
表・資料読み取り系
グラフや表に書かれた情報をもとに設問に答える問題です。図表の読み取り・資料の読み取りのほか、長めの文章を読んで計算が必要な問題も含まれます。
勉強の進め方
SPIの対策は、次の流れで進めるのが基本です。
1. 出題形式を把握する
まずどんな問題が出るかを知ることが第一歩です。形式を知らないまま闇雲に勉強しても、効率が上がりません。
2. 苦手分野を見つける
問題を一通り解いてみて、どの分野で点を落としているかを確認します。
3. 頻出分野から優先して対策する
苦手な分野のうち、出題頻度が高いものから取り組みます。頻出分野を固めることが得点アップへの近道です。
4. 反復練習で解き方を定着させる
1度解いてわかった気になりやすいのがSPIの落とし穴です。繰り返し解くことで、解き方を自分のものにしていきます。
5. 本番前は時間配分にも慣れる
解き方がわかっても、本番では時間が足りなくなることがあります。時間を意識して解く練習も取り入れましょう。
言語分野の対策
語句・熟語系
熟語の成り立ちや熟語の意味は、出題パターンが決まっているため、繰り返し練習しやすい分野です。短時間でもコツコツ取り組むことで得点に結びつきやすくなります。
就活ミニトレでも、これらの問題を練習できます。
関係把握系
二語関係や語句の用法は、単純な暗記だけでは対応しにくい分野です。語句と語句の関係性を見抜く力や、文脈の中での意味・用法を判断する力が問われます。
パターンを理解したうえで、実際の問題を繰り返し解くことが大切です。
文章系
文の並べ替えや空欄補充は、文脈の流れや接続関係を見抜く力が重要です。「しかし」「また」「つまり」などの接続詞に注目すると、文章の構成が把握しやすくなります。
長文理解は、設問を先に確認してから本文を読むと、必要な情報を効率よく拾えます。全文を丁寧に読もうとするより、設問に関係する箇所を中心に読む練習を積みましょう。
非言語分野の対策
解法パターンの理解を最優先にする
非言語分野は、公式を丸暗記するよりも、問題の型を見抜くことが重要です。「この問題はどのパターンか」を判断できるようになると、どの公式・手順を使えばよいかが自然と決まります。
計算スピードよりも、まず解法パターンを理解することを優先しましょう。解き方が身についてから、徐々にスピードを上げていく進め方が効果的です。
苦手になりやすい分野は早めに着手する
推論・割合・確率など、多くの受験者が苦手とする分野は、慣れるまでに時間がかかります。後回しにせず、早い段階から少しずつ取り組んでおくと安心です。
表・資料の問題は情報の取り出し方を練習する
表やグラフを使う問題では、必要な情報を素早く見つける練習が鍵になります。数字を全部追うのではなく、設問が何を聞いているかを先に確認してから、必要な箇所だけを読む習慣をつけましょう。
就活ミニトレで練習できること
就活ミニトレでは、SPI言語分野のうち、短時間で反復しやすい語句系・関係把握系の問題を中心に対応しています。
現在対応中
| クイズ | 内容 |
|---|---|
| 熟語の成り立ち | 2文字の熟語の構成パターンを問う問題 |
| 熟語の意味 | 熟語の意味として正しいものを選ぶ問題 |
| 二語関係 | 語句ペアの関係性を見抜く問題 |
| 語句の用法 | 語句の意味・使い方を問う問題 |
各クイズは10問ランダム出題で、回答後すぐ解説を確認できます。間違えた問題だけを復習する機能や、学習履歴の保存にも対応しています。
今後追加予定
- 文の並べ替え
- 空欄補充
- 長文理解
- 非言語分野
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| まず形式を知る | 出題分野と問題の形を把握してから対策を始める |
| 言語の語句系は反復が効果的 | 熟語・語句系は短時間の繰り返し練習で定着しやすい |
| 言語の関係系は文脈も重要 | 二語関係・語句の用法は暗記だけでなく関係性・文脈の判断練習が必要 |
| 非言語は解法パターンを身につける | 公式暗記よりも問題の型を見抜く訓練を優先する |
| 苦手分野は早めに着手する | 推論・割合など時間がかかる分野は後回しにしない |
SPI対策は、まず出題形式を知ることから始まります。取り組みやすい分野から少しずつ始めて、本番までに解き方の感覚を身につけましょう。